三内丸山遺跡
青森県青森市大字三内字丸山305、三内丸山遺跡。
三内丸山遺跡は、縄文時代の大規模な集落跡です。
約5900年前から4200年前にかけて、河岸段丘上に多数の竪穴住居や高床式倉庫、柱列建物などが建てられていました。
1997年に国の特別史跡に指定されました。
大型掘立柱建物は、地面に穴を掘り、柱を建てて造った建物のことです。
縄文時代には、拠点集落の中心的な建物として用いられました。
三内丸山遺跡では、6本柱の長方形の大型掘立柱建物が発見されています。
柱穴は直径・深さとも約2mで、中に直径約1mのクリの木柱が残っていました。
高床式倉庫は、集落の周辺にある3棟あります。
縄文人が食料や道具を保管していたと考えられています。
三内丸山遺跡は、青森県青森市にある縄文時代の大規模集落跡です。
紀元前約3,900~2,200年(現在から約5,900~4,200年前)に築かれたとされており、竪穴建物や掘立柱建物、盛土、墓などが発見されています。
2021年7月27日には、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で「縄文時代の集落遺跡群」の一部として世界遺産に登録されました。
縄文時代は、日本列島における時代区分の一つで、旧石器時代の後に当たります。
世界史では中石器時代または新石器時代に相当する時代です。
縄文時代の特徴としては、土器と弓矢の使用、磨製石器の発達、定住化の進展などが挙げられます。
縄文時代は約1万年以上にわたって続きましたが、その間には気候や自然環境、人々の生活や文化などが変化しました。
2021年7月27日には、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録されました。
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