松尾芭蕉句碑、黒石神社
青森県黒石市市ノ町、黒石神社内、松尾芭蕉句碑。
1893年、明治二十六年建立。
句碑文は、春も稍けしき調ふ月と梅
春の夜におぼろげに照る月と咲き始めた梅の花を見て、春の気配が次第に整ってくることを感じたものです。
季語は「春」「梅」「月」と三つも重なっており、早春の情景を豊かに表現しています。

松尾芭蕉句碑、黒石神社
松尾芭蕉(まつお ばしょう)は、江戸時代初期に活躍した俳人で、俳聖とも呼ばれます。
彼は俳諧(はいかい)という言葉遊びを芸術の領域に高め、自然や人生の美しさや哀しさを詠み込んだ俳句を多く残しました。
彼の代表作には、『奥の細道』『笈の小文』『野ざらし紀行』などの紀行文や、『古池や蛙飛び込む水の音』『夏草や兵どもが夢の跡』『閑さや岩にしみ入る蝉の声』などの名句があります。
彼はまた、全国各地を旅しながら俳句を詠み、その地域の風土や文化に触れています。
例えば、山形県の月山を見て「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」と詠んだり、岩手県の平泉を訪れて「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠んだりしています。

春も稍けしき調ふ月と梅

竹内清明君像
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義経寺
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩家ノ上76、義経寺。 義経寺は、源義経が海峡を渡る際に祈ったという観音像を祀る寺で、津軽三十三観音の19番札所です。 源義経が奥州から蝦夷へ渡る際に、厩岩と呼ばれる巨岩の上に観音像を祀り、海を […]

小沢小学校創立百年記念の碑
青森県弘前市小沢御笠見9、小沢運動広場内、小沢小学校創立百年記念の碑。 1976年、昭和51年6月5日に建立されました。 小沢小学校は、1876年、明治9年9月19日創立しました。 小沢小学校は、1976年、現在地、青森 […]