田んぼアート2023、田舎館村
青森県南津軽郡田舎館村大字田舎舘字中辻123-1、田舎館村役場、展望台より。
田舎館村は、田んぼアートの発祥の地として有名です。
田んぼアート2023は、「門世の柵と真珠の耳飾りの少女」です。
門世の柵は、版画家、棟方志功(むなかた しこう)が1968年に制作した板画の作品です。
棟方志功は、1903年に青森県で生まれ、ゴッホに憧れて油絵を描いたり、仏教や民芸に影響を受けたりして、独自の表現を追求しました。
門世の柵は、棟方が得意とした円窓大首絵の一つで、額に星をつけた女人の顔が描かれています。
真珠の耳飾りの少女は、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの代表作の一つです。
1665年頃に制作されたと推定されており、青いターバンと真珠の耳飾りを身につけた少女の肩越しに振り返る姿が描かれています。